奥歯の溝には、歯ブラシの毛先が入り込むことができない細い溝があります。
奥歯の噛み合わせる箇所にプラスティックを埋め込み、埋め込み箇所のむし歯を予防しようとする治療法です。
歯磨きをしても食べかすが残ってしまい、むし歯になりやすいため、深い溝に合成樹脂を流し固め、溝を浅くする処置がシーラントです。
むし歯予防に関し、フッ素塗布は大きく4つの働きがあります。
- 歯の中に取り込まれ、抵抗のある歯となりむし歯になりにくくする。
- 細菌が酸を作るのを抑制する。
- 抗菌作用がある(口の中の細菌数を減らす)。
- 再石灰化の促進作用(溶け始めた初期むし歯を再び硬くする)。
フッ素は乳歯、生えはじめの永久歯に多く取り込まれ、3~6ヶ月ごとに塗ると効果的です。
正しいブラッシングを毎日続けることが大切です。きちんと磨いたつもりでも、実際は磨けていないことが多いのです。
当院では、プラークを染め出す試薬を使い、お子さまの歯磨きの見直しチェックをしております。
歯みがきの仕方の癖や、ブラシの当て方を確認し、より正しいブラッシングの方法をマスターしましょう。
お子さまの歯の健康は、毎日の歯みがきチェックが効果的です。
歯ブラシや歯間ブラシへの興味は、おもちゃ感覚でもたせることができます。しかし、きちんと磨ききるために、やはり大人の目と手で仕上げていただきたと考えています。
小学生の間は親子のコミュニケーションタイムとして、日課にしてみてはいかがでしょうか。